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ブルゴーニュワイン

ブルゴーニュワイン事務局のワインレポートによると、
2008年の総販売量は1億9400万本で、海外市場への輸出量は全体の48%にあたる9300万本。

これは2007年についで歴代2位となる。
ブルゴーニュワインの総売上高に占めるフランス国内のシェアは、前年度6%増の52%になった。

国内大手の流通が23%(年間売上げで4.3%増加し、売上げは2億ユーロ)ワインツーリズムによる直販が15%、カーヴが4%となり、10%を占めた飲食産業での売上高は減少したという。
日本市場に於いて2008年の輸入量が2.6%減少したにもかかわらず、売上げは0.8%増加したという。

中でもグラン・クリュの販売は前年比86%増であったという。

誰がそんなに買ったのか不思議ですなァ。

飲食の売上げが減ったのは、ホームユースが増えて、財布のヒモがギュッと閉まったのかしら?

2009/05/11

伸び続けるクレマン・ド・ブルゴーニュ

この経済状況の悪化の中で、クレマン・ド・ブルゴーニュが伸張しているという。

2008年は2007年に対し7%増加で1750万本で記録を更新し、輸出は昨対で14%増加の450万本となった。

対イギリス向けは15%減少だが、ドイツ40%増、スウェーデン65%増加、ベルギー17%増加、オランダ82%増加となった。

フランス国内向けは大規模小売店が多い。200年販売量は昨対5%伸張し、520万本を超えたという。

アワは飲みたい、されどシャンパンは高い。気持ちはよく分かる。
カヴァで良いんだけれど、シャンパン方式の泡を飲みたい。

皆さんお悩みのようです。

うーん早くJJケールの新しいアルバムを聴きたい。

2009/05/9

キャンティの会社にて

このホームページは、あまり使い勝手がよくなくて、写真が2部に分かれています。

写真の瓶は、通い瓶です。20,30,50リッターと3種類ぐらいあって、交換しながら中身を販売しているそうです。

ちょうどこの瓶の前に、タンクローリーが止まっていて、中は3分割されていて、配送用に使っているとのことでした。

本日は奥の方で忘れられていた、大御所のプラターズが歌った、英語ヴァージョンの夜霧よ今夜は&グッナイベイビー&エリー&ランナウエイ&涙のリクエスト&見上げてごろん夜の☆を&グッバイマイラブ・・・・

濃い内容がてんこ盛りで、涙の感動巨編です。
リリースは91年12月4日となっていました。
選曲したのは誰だろう?

2009/05/01

サンジョベーゼの苗木

先月、キャンティの会社を訪問したとき、丁度これから植えるサンジョベーゼの苗木がバケツの中にありました。
写真で見たことはありましたが、この時期に蔵元を訪問したことが無かったので、ラッキーでした。

接ぎ木と台木は共に接ぎ穂の接着と成長を促すホルモン剤を添加した、パラフィン液に浸されてくるまれていました。

このまま成長すると、パラフィンははげ落ちて行くそうです。

また、土壌の土は依然として、アメリカ製であるとのこと。
特別に、苗木を注文するのかと尋ねたら、いいや、後はテロワールの問題だから関係ないよ、と言っておりました。

古木はあるの?と訊いたら、30年くらいまでであって、後は収穫量が落ちるからね、とのことです。

2009/05/01

久しぶりの更新です

4/13から4/20まで知人に誘われて、イタリアのランブルスコの会社訪問と何故か急に紹介されて、キャンティの会社も訪問してきました。

3人の気ままな弥次喜多道中です。

成田で私が関わると当然起きる、チケット紛失事故が発生しました。・・・・・・・これで3度目です。

カウンターまで戻って、チケットを再発行してもらって、「再」と丁寧にボールペンで書いてもらい、知人は荷物検査で、この「再」は何ですか?と質問されていました。

あと2件はまたの機会に・・・・・

会社訪問後に、電車を乗り違えて、反対方向へ20分ほど行ってしまい、運良く検札のおじさんに助けられ、逆方向行きの電車に飛び乗りました。
重いスーツケースを持って、駅のホームを走り、電車の窓からの冷ややかな視線に耐えて始発駅まで戻りました。

指定席を買ったユーロスターに間に合わず次の列車に飛び乗りましたが、その前にシャトーでもらったワインが、駅のホームで紙のキャリーバックの底が抜けたため、転がりだしてまたまた注目の的です。

このユーロスターも満席のためデッキでしばし(1時間半)おしゃべりをしていたら、またまた今度は運悪く、検札のおねえさんに捕まり、列車違いだからと8ユーロ取られてしまいました。一瞬抗議しましたが、マフィアの国だ我慢しようと何故か納得して、3人とも黙ってしまいました。

珍道中は続きます・・・・

本日はヴァン・ダイク・パークス「クラング・ヤンキー・リーパー」を聴きながら・・・大好きなアメイジング・グレイスがはいっています。

2009/04/21

最近のお仕事は・・・

前から、干し椎茸の納得いく商品を捜していたんだけれど、開封すると、酸化気味か少しひねた匂いが鼻についてしまう。

いくら高かろうが、築地の専門店を2・3軒変えようが、業務用の干し椎茸を購入しようが、すべて酸化気味であった。

当家では、出汁は昆布と干し椎茸と決まっているので、妥協は許されない。

と言うわけで結局、産直っぽいところで、生椎茸を購入して、せっせと乾かして、干し椎茸を製造している。

結果的にはこれが最高の出来上がりで、風味も増して美味しいみそ汁が飲めるようになった。
もっともみそ汁と言っても、具沢山の味噌野菜煮込み薄味風と言った出来上がりである。

話題転換、先日は知人に誘われて、氷柱貯蔵酒の試飲会に行って来ました。
約3ヶ月間、日本酒の貯蔵タンクを氷柱の中に(水をかけてタンク全体を氷柱としてしまう)閉じこめて、瓶詰めされたものを試飲してきました。

貯蔵されていない、お酒と貯蔵後の比較試飲ですが、少しコクが増し、かつスッキリとした味わいです。
これはまた、楽しみが増えました。

本日は、ジム・クロウチのグレイテスト・ヒットを聴きながら・・・

2009/04/07

2008酒税課税数量は・・・・・・

国産・洋酒の課税数量トータルは1.7%減(16万1600kl)
で、7年連続のマイナス。
連続蒸留焼酎100.4%、果実酒102.9%、スピリッツ類169.1%、リキュール122.1%増加となっている。

スピリッツとリキュールは当然ビール風味飲料・ゼロ・オフ系が含まれているのであろう。
ビール6.5%減、発泡酒7.6%減となっている。
清酒は2.6%減で14年連続マイナスとなり、トホホである。

酒の税率の関係で、疑似カクテル飲料を飲まされ、売らされている現況はどうにかならないものだろうか。
国税の連中は、アルコールに対してどの程度の矜持・知識を持っているのか?

嘆いても、国会議員に代表される連中の脳みそは、世襲制で麻痺していて・・・・・

本日はショウボートのオムニバス曲を聴きながら・・・・・
南佳孝/おいらぎゃんぐだぞ
吉田美奈子/扉の冬
憂歌団/おそうじおばちゃん
久保田真琴/☆クズ/ディキシーフィーバー
小坂忠/上を向いて歩こう
ムーンラーダース/月夜のドライブ
オレンカウティブラザー
ココナツ・バンク/無頼横町

渋いけれど好みの曲が並んでいる。

昨日、テレビに松本隆選手が出ていたが、どうも仙人じみてオーラ不足だった気がする。

しばらく前の、アン・ルイスは素晴らしかったネ。

2009/03/16

ボックスワインは・・・・・・・

メルシャン輸入の「フランジア」は昨年60万ケースを売上げ、前年対比23%増だという。
鮮度も比較的保てるし、割安はもちろん、最期まで消費することもできる。

メルシャンは昨年3月にボックス専用の工場を稼働させ、資材の改良も加えているという。

2007年度のアルコール消費量は87億6000万リットル。
このうちワインの消費量は3%にすぎない。

デイリーに飲めるワインとそれ以外のややお手頃ワインの発掘に邁進するしかない。

話は飛んで、CSIが終了してしまい、ホレイショは、どうなるのか興味のあるところ。
日本の説明過剰なお手軽・格安ドラマを見ているとどうも物足りない。

前も少し書いた記憶があるけれど、チャイニーズシアター脇の地下に、スタートレックのコスチューム展示館があって、懐かしくワクワクした。

最近もリバイバルで再放送されているので、一寸楽しみです。

本日は竹内まりやの「ロングタイム・フェイバリッツ」を聴きながら・・・・

2009/03/15

試飲会に参加しましたが・・・・・・

3/5に試飲会に行って来ました。
12時開始で17時までの長丁場です。約210種類くらいのワインをテイスティングしました。

ややお気に入りは15種類くらい、そして店頭で取り扱いにあるワインの再試飲もしました。最初に、お気に入りをチェックしつつ、全てのワインを終了したのが14時頃です。

気になったのは、昨年の試飲会よりも参加人数が異常に少ないことです。小売店の参加が少ないのか、料飲店の参加が少ないのか、気になりました。

再度、チェックしたワインを再試飲開始して、15種類くらいに絞り込んで、やっと一息です。今回知人とは2人会いました。

終了間際、やはり、麦酒が飲みたくなって、前から期待していた、上野の多古久(おでんの老舗)に行きました。
知人達と盛り上がり、帰宅の途に・・・・

おっとこれではいけない。
3/4はフーデックスにも行ってきましたが、サブプライムの影響なのか、フランスのブースが随分縮小気味なのと、中国・韓国・台湾ブースエリアが拡大していたような印象です。

全部、出展者で埋まりきらなかったのか、国内のメーカーブースも増えたような印象でした。
本日は、f・ザッパのマン・フロム・ユートピアを聴きながら・・

2009/03/07

2008対日シャンパーニュ出荷は・・・・・

1 イギリス    35984574本   92.1%
2 アメリカ    17193526本   79.2%
3  ドイツ    11573597本   89.6%
4 ベルギー    9910581本   99.6%
5 イタリア     9438811本   91.2%
6  日本      8332233本   90.9%
7  スイス     5439009本   89.6%
8 スペイン    4090505本    89.5%
9 オーストラリア3648022本   110.3%
10オランダ    3511889本   86%

'08シャンパン出荷状況は、国内向け3.59%減、輸出向け6.37%減となった。

14 ロシア  1326316本で28%増
17 香港  1036901本で14%増
18 中国  896896本で37%増

確か、3年くらい前にムートンへ行ったとき、中国人バイヤーが来ていた記憶がある。

2009/03/07

本年1月の輸入通関実績

           前年比
フランス      116%
イタリア      109%
チリ         117.6
オーストラリア  121.7
アメリカ      121.1
スペイン      188.7
ドイツ        57.6

一部の会社がそろそろ商品の値下げを開始している。

堀氏によれば、投資対象銘柄ワインは、流通価格の下落が期待されるが、それ以外のワインは投機の影響を受けていないので、各人が自分の将来の為に購入しておきたいワインを買い足すのが良策とのこと。

試飲会があちこちで開催されているが、旺盛な消費が期待できるような経済状況でもない。
デイリーに気軽に飲めるワインを中心にセレクトするのが大事なのかもしれない。

本日は、なぎらけんいちの「万年床」などを聴きながら・・・・

2009/03/02

先日、国際フォーラムで開催されたボルドー100選の試飲会にいってきました。

約10種類ほどが納得のいくワインでした。
出品メーカーの熱意で色々と入賞数にバラツキがあるような印象です。

3/25日に
www.bordeaux.com
にアップされる予定みたいです。

約600種類からの選択と言うことです。2日間に渡ってブラインド・テイスティングが行われた模様です。

メーカーの思惑と出品総数と選定されたワイン数の間にどの様な相関関係があるのか、数字で確認できたら面白いだろう。

2009/02/14

プリムールのコメディとは・・・・

今月届いたウオンズの巻頭の記事には色々と考えされられる。

まもなく2008年産ワインを評価するため多くのジャーナリストがボルドーに招かれる。
そして、その評価が将来の販売価格をほとんど決定する。
そのスコアがアメリカの1人のジャーナリストの100点近いものならなおさらのこと。

ある生産者は早い時期に収穫のほんの一部を特別にブレンドしてプリムールの為のキュヴェを造る。
最終的に市販されるワインとは全く異なるものと知りながら、プリムールではより樽香の強いワインが良いスコアを得られると考えているため。

そのほかの生産者は2月の時点で完全にブレンドを済ませている。しかし、1年以上バリックで熟成されるので最終の味わいはプリムールの時点と変わってしまう。

だから真面目で責任感のあるジャーナリストはみな、最終瓶詰めのあと再試飲して、スコアを変えてくる。

しかし、有名なジャーナリストの多くは再試飲をしない。プリムールのスコアで買った読者がスコアが下がったのを見て、立腹するのを恐れるからだ。

また読者はそのジャーナリストには試飲能力が無く、専門家でないと判断する場合もあるという。

抜け目ない生産者は、さらにもっともうまく試飲できるバリックワインだけをブレンドして、プリムールに供出する。
1年後需要が多い場合は、シャトー物のボトル数を増やすため、当初セカンドとして紹介した物を多少なりと混ぜて、最終的なブレンドを変えてしまう。

最近、瓶詰め後のメドック・グランクリュクラッセ2006を再試飲したら、3分の1以上のシャトーがプリムールでの試飲と印象が大きく違うことを確認し、
その大部分が、なんと悪い方向へ向いていたという。

また、オーク樽が乾燥不足で、ワインに苦味を与えているという。

その後に、価格とバランスの良い2006年の10シャトーが紹介されている。
昨年試飲した2005年のグランクリュで自分が試飲できたシャトーが4つ有り、そのうち2シャトーはバッチリ好みとコメントが一致した。

一時期の日本酒の鑑評会と似通った共通項を感じる。
売るための努力ではなく、商品としてどの様に評価され、最終消費者のリピートがあるのか否か。
美味しさとリーズナブルな価格帯の商品を提供してもらいたい。

本日は、ウイルソン・ピケットの懐かしいベストを聴きながら・・

2009/02/08

昨年の単式蒸留焼酎移出数量

酒造組合中央会によると
2008年1月から12月までの移出数量は前年比2.8%減の54万3520klで着地したという。

単式蒸留の年間移出数量が前年比マイナスになったのは、97年以来11年ぶりのこと。

20度  98.3%
25度  97.7%
35度  89.8%
サツマイモ  105.6%
米         94.9%
麦         94%
ソバ        97%
となり、芋のみが昨対5.6%増量という結果である。

2009/2/5酒類飲料日報より

昨日は、再びワインの試飲会に参加し、その後ビックサイトのギフトショウに行ってきました。

本年のトレンドを肌で感じる良い機会です。
会場を隅々まで歩いて疲れてしまいました。

ワインは約20種類ほどで、そろそろ円高のメリットが出てきている様子です。
安旨ワインを少しゲットしてきました。

本日は懐かしい久保田真琴のセカンドラインを聴きながら・・・
いつか、ニューオリンズへ行きたい気分になる、素晴らしいアルバムですな。

2009/02/06

合成コルクの・・・・・・・

合成コルクで世界一のノマコルク社が、フランスの農業研究所と共にグルナッシュ種の赤とロゼワインについて、
コルクを通した酸素通過が瓶詰め後のワインに与える影響について研究を行い、最初の結果を発表した。

これによると、ワインの熟成には、酸素管理とコルク栓の選択が重要であると確認された。
また、瓶詰め時に瓶内にはいる酸素量と、コルク栓の酸素透過量が初めて厳密に計測された。

コルク栓を通した酸素透過度が、醸造中のそのほかの方法での酸素との接触よりも、ワイン熟成により重要な影響をもたらすであろうことも、確認された。

この研究は18ヶ月続けられ、ワイン熟成に最適な酸素透過度や、酸素量の減少とポリフェノール類の増加の関係も併せて研究される。

2009/2/3の酒類飲料日報より

さてさて、合成コルクかスクリューキャップか古来のコルクか
実験はまだまだ続く・・・・

本日は中森明菜のコンプリート・フォーク・アキナを聴きながら・・・・
曲調が一本調子で、アルコールに喉がやられたような・・・

2009/02/04

焼酎の蔵元さん訪問記

先日の蔵元さんの訪問時にいろいろと疑問を解消させてもらいました。

黄金千貫の芋は、昔は収穫後、1週間くらいおいても、腐るようなことはなかったが、しばらく前から3日くらいで腐敗が始まってしまう。

量産して、牛糞・鶏糞などを大量投入し、芋を太らせるのが主流になり、大振りで水太りの芋になった。
芋の買い取り値段が昔のままで、結局重量で稼ぐしかない。
そのため、焼酎が水っぽくなってしまった。

化学肥料を中止してもらい、値段は希望どうりで昔の芋造りをしてもらった。緑肥栽培で50%減農薬とのことです。
若芽が出るとき、どうしても虫が付いてしまうので、極力農薬を使わないよう農家さんには、お願いしているとのこと。
芋の実がつくまでは、2度消毒しないと、絶対不可能とのことです。

仕込み時、軟水は発酵が進みすぎてしまうため、硬水との丁度中間の水がよろしいようです。

黒麹菌は大量生産に向いているため、使用が増えたもので、小さい蔵元なら、白麹菌がメインだと思う。黒麹は4種類あるそうです。

二次発酵は15日間くらい行うそうです。雑味が消えていき、まろやかになっていく。大手は25°くらいの温度で6日くらいでアルコールを取るそうです。

35°(高すぎると言うのが世間一般の常識らしい)で2・3日発酵させても、問題無いとのこと。最長で25日くらい発酵させたこともあるそうです。

芋焼酎で、香りと旨味とどちらが優先ですか、と尋ねると、旨味です、とのこと。
日本酒の吟醸香と同じで香りが高いと長い間飲んでいられない。
前からの私の意見と同じだったので、大きくうなずいてしまいました。

黄金千貫には黒麹が合うとのことです。
色の付いた芋には白麹が合う。(香りが引き立つ)
黄麹は、米焼酎に合うのではとのこと。

芋蒸留時の作り方で、長期貯蔵の熟成に向くようにできるとのことです。

工場には、減圧蒸留用と常圧蒸留そして、兼用蒸留の3種類の機械がありました。
通常、小さな蔵元さんでは、兼用蒸留器が主流とのことです。  

本日は、懐かしいボブ・ディランのリアルライブを聴きながら・・・・

2009/01/31

久しぶりの試飲会に参加ですが・・・・・・・

久しぶりに先週試飲会に参加しました。
これがまた、今年一年を暗示するような行程でありました。

まず、朝5時起きで何故か、中央線で名古屋に向かい、約1時間半くらいで、143種類のワインを試飲して、東京へと向かい、終了間際の別のワインの試飲会に参加し、1時間くらいで
ポムロール中心のテイステイングを完了。

その後世間話で、居酒屋談義です。ホテル宿泊11時チェックイン。

翌日は、9時過ぎの飛行機で九州の蔵元さんの芋焼酎の仕込み参加・見学と言った日程です。
アフターは試飲会込みで、貴重な各種類の焼酎を試飲して、当然2次会も参加です。
ホテル到着就寝は1時半でした。

次の日は6時半起きで、前日の蔵元さんの芋洗い行程を見学し、続いて、芋農家さんを訪問し、最近エコな緑肥栽培の説明をしてもらいました。(後日、詳しい説明をアップしたい)

夕方、東京着で再び東京宿泊で、次の日もワインの試飲会に参加し、約100種類を征服し、自宅帰着は5時頃でした。

話題は、酒類飲料日報より・・・・・

11月までの輸入通関類計で、2L以下のボトルワインは前年比1%減だが、バルクワインは45%増とある。

かつては、国産ワインの原料の一部として使用されるのがほとんどだったが、最近は原産国の銘柄をつけ、日本での瓶詰めが増えているという。

本日は懐かしいオールマンブラザーズバンドのライブを聴きながら・・・・・・

2009/01/25

徒然なるままに・・・

あっという間に1年が過ぎました。
相変わらず、好きなワインを飲んでいます。

今日届いた「酒販ニュース」に面白い記事がありました。

NZのオーナー兼醸造家のジェイムズ・ヴェルティッチ氏です。

化学肥料や除草剤は使用せず、葡萄収穫のタイミングは、果皮のアントシアニン分はもちろん,糖度・酸度・PHを一度も計測せず、彼の味覚だけで決定する。
醸造は開放型の木製桶による自然発酵。マセレーション期間中に桶の周囲にあった温度管理表には、通常危険と言われる36°や37°の記録も残っている。

順調な推移をたどる限り、気にしたことはない。醸造・瓶詰め過程で、亜硫酸が使われることはなく、ワイン中に微量に存在する亜硫酸で熟成に耐えるという。

そのかわり、衛生管理は徹底している。

ビオデナミのようなルールに縛られる農法には興味がない。
有機栽培やビオデナミのブドウは、それを示すためわざわざ認証を受ける。
それは昔からの方法で栽培している者からはすれば筋が違う。農薬や化学肥料を使った者がその旨をボトルに表示することが筋だ。

1920年代以前はみな有機栽培だったから、自分が有機栽培の認証を受けるつもりはない。

大変納得のいく意見である。
このワインを飲んでみたい。

本日は、金子マリの最近のアルバムを聴きながら・・・・

2008/12/24

ウイスキーの試飲会へ

12月13日はザ・スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティーの設立15周年記念の試飲会へ行って来ました。

事前に試飲のチケットを買って、ウイスキー蒸留所やエイジングの違いで個別にチケットの枚数を切り離し、個々に楽しんできました。

6種類ほどを・・・・
ロングモーン40Y 53.5%  SPEYSIDE SHERRY
グレンファークラス36Y 53% SPEYSIDE SHERRY
ベンリネス36Y 52.7%    SPEYSIDE
カレドニアン29Y 60.1%   EDINBURGH

最初に、来年発売になるという余市25年シングルカスクも記念に少し試飲できました。
(穏やかな熟成香、力強いピート香、グリーン、ハーブ、ドライフルーツ、クリーミーで深い味わい、ピートのビター感があり、塩味{エンミ}ががっていて、海藻なども感じる。
アフターはドライな感じが長く続く、といったコメントがありました。)

底の深い井戸の暗闇を覗いたような体験でした。
今後、ゆっくり愉しみたいと思います。

本日は、アン・ルイス・ベスト・バラード集を聴きながら・・・・

2008/12/15

お蕎麦の美味しい季節です。

そろそろ、新蕎麦の粉も出始めて蕎麦が美味しい季節になりました。先日、新蕎麦の粉を買ってきて、久しぶりの蕎麦粉100%で食べました。
因みに1kgは800円です。挽きたてではないため、少し香りは弱いものの十分楽しめました。
出汁は当然自家製であります。
まず、椎茸のどんこを強火で20分くらい煮出して(少し茶色の色合いになります)、次に火を超弱火にしてから、水を追加してから出汁昆布を投入する。
約40分くらいコトコトと煮込むと、パーフェクトなつゆのベースが出来上がります。

あとは、好みで塩と醤油で味付けをします。天つゆや煮物にも転用できるので最高です!椎茸も昆布もケチケチすると美味しくはなりません。
江戸前風辛口のたれの出来上がりです。当家では砂糖なしなので、外食ではなかなか美味しい蕎麦でも楽しめないのが実情です。

先般書いていた、板粕の天麩羅を食べてみました。問屋さんからの頂き物です。スティック状に切って粉をつけ、溶き小麦粉で揚げてみました。
まず、塩で食べてから、天つゆでもチャレンジしました。粕が少し温まり、和風のチーズスティックといった趣です。

お燗の日本酒に合います。少し吟醸香のある板粕だったので、本醸造か純米酒が合うのではと思います。

少し前に漬けた沢庵もそろそろ食べ始めました。上の方は少し塩分控えめで、下に行くにつれて、塩分を濃くしてあります。 来春も味が変わらないようにと少し対策を練ってあります。

もっとも味が変わり始めたら、ごま油で最初にニンニクとショウガを炒めてから、すこし細かく切った沢庵と野沢菜を炒めておくとご飯のおかずに最高です。
好みでお醤油や七味唐辛子を少々加えます。

今年、知人達と3月にスペインにいったとき、この漬け物を持っていって、赤ワインを飲みながらみんなで最高に盛り上がりました。

本日はJJケールのプライベートライブCDを聴きながら・・・

2008/12/09

テイステインググラス

画像を色々見ていたら、懐かしいものがありました。

去年とあるシャトーを訪問して、テイステイングしていたとき、前に記述したことのある、黒いテイステインググラスがあったというものです。

いろいろと考える物だけれど、造ってしまうところがスゴイ!
色合いは分からないし、単純に香りと味わいだけで判断しなければならないんだから・・・

本日は、マイルスとギル・エヴァンスのコロンビアのセッションの6枚組ボックスを聴きながら・・・・

2008/12/01

グランクリュボルドーの試飲会は・・・・

11/26日は、ホテルオークラでグランクリュ2005の試飲会
がありました。

こんな機会がなければ、2005年のヴィンテージを90シャートーも味わえない。知人との参加ですが、全てがグレイトかというと・・・・?

矢張り各々のシャトーにばらつきがあります。個人的に嫌いなネズミのおしっこ臭のワインもあり、約4時間かけて、ほとんどのワインを制覇しました。

訪問したことのあるシャトーもあったりでなかなか楽しめました。ユーロとの兼ね合いでさて、美味しいワインが納得の形で売価に反映されるのかは、分かりません。

CH オー・バイイ。
CH フィジャック(写真のワイン)など・・・・・。
が個人的に好感触です。

本日は懐かしい、サンディー&サンセッツの「ワン・ラヴ」を聴きながら・・・・。

2008/11/29。

ワインが美味しい

画像は変なコレクションです。
旅行に行くと、つまらない小物ばかり、買って帰るので家族には不評です。

ワイン関連の小物やビール・カクテルなど様々の物がありますがおいおい紹介します。

日本酒もお燗が美味しい季節に突入です。ビールやチューハイも嫌いではないけれど、日本酒にチャレンジを期待している酒屋です。

本日はローリングストーンズ・クラシックというストーンズが歌っている曲のオリジナルをあつめたCDです。風情があります。

2008/11/24

再び試飲会へ

11月19日には、全日本国際酒類振興会の受賞酒の表彰会と試飲会に参加しました。
主催者はあの「本物の日本酒選び」の稲垣眞美氏である。懐かしい方にお会いしました。

本醸造・純米・吟醸酒・・日本酒の古酒・米焼酎・麦・芋・黒糖・蕎麦・泡盛・ワイン・地ビールの各種投票結果の上位酒のテイスティング会である。

約70種類くらいの試飲と軽食で、参加費は3500円であり、まあ妥当なコースである。

8種類くらいお勧めのお酒はあったものの、問屋の取り扱いと配送ロットがあるので、全品が店頭に並ぶとは思えない。なかなか難しい。私個人は、吟醸酒が嫌いなのでよけいに大変である。

冒頭の写真は、試飲会後少し時間があったので、JR東京駅から5分くらいの「ていぱーく」(逓信総合博物館)で時間調整をしたときの1枚である。
放送・情報通信・郵便のテーマに沿って、電話機から切手まで盛りだくさんの展示で、入場料金が大人110円子供50円で団体だとこの金額の半額などというビックリ価格である。

百人一首のテレホンカードや今では懐かしいキャラクター電報のマスコット人形など時間つぶしにはもっいてこい、などといったらマズイかも・・・・

しかし、世界の切手コレクションは、数万枚以上あると思われ、偏執狂的な方が居るに違いないと思う。ワンダフルを超え、背筋がゾク・・・・

話は変わり、先日のセミナーでアパレル関係の方がおり、H&Mの話になり、地元ではデザインがダサクて価格が高いといわれ居るので、何故日本であんなに受けるか分からないけれど・・と言ったら、今様のトレンドでしょうがないのではと言われた。
何しろH&Mの粗利は61%あるといわれたので、アングリしてしまい、呆然です。

ウォンズ10月号の格付けビジネスの裏側という記事にもアングリ。
架空の店をでっち上げて審査に申し込んだら、何とそのまま掲載されたという。なにを考えているのやら・・・・

本日はジャクソン・ブラウンの新譜を聴きながら・・・

2008/11/21

試飲会あれこれ&

11/17日は午前中がイタリアワインの試飲会で約100種
類位をテイステイングして、時間がないので遅めの昼食は素うどんを食べて、そのままアルザスワインの試飲会へ突入となりました。  

ココでも約100種類以上をテイスティングして最後はあまりの甘さにダウンしてしまいました。飲み込まないものの、少しずつお腹に入っていくようで、ラストは完全に降伏状態でした。

さてその後、なにを考えたのか?

酉の市と丁度重なっておりましたので、そのまま入谷の駅に直行して、お祭に参加です。駅からは初めてなので、皆さんの後に続いて、1キロくらい歩いて神社に到着し、数年来の思いを実現することができました。

次の日は、午後からセミナーに参加なので、午前中はフリーです。
ちょうど上野の森美術館で「レオナール・フジタ展」が11/15日より開催されていたので参入しました。
冒頭の写真は、その時購入した5枚組のお皿です。

猫と裸婦像ばかりのイメージだったんだけれど、晩年の宗教画に関しては、素晴らしくて感動!
巨大壁画にしても、礼拝堂にしても・・・・・・・・・・

G.H.マムの敷地内に藤田が構想した礼拝堂が建っていることも今回の展示の中で、初めて知った。

色々な意味でも、参考になった展覧会でした。

その後は、前回昼食を食べようとしたものの、気分でお店を休むという「とんかつ双葉」に行って、無事食す事ができました。 週3回も休みがあり、11時30分~2時までのお昼しか営業しないという不可思議なお店でありました。

本日はスティールパンで聴く沖縄ミュージックを・・・

2008/11/19

きつね忠信のいなり寿司

先般、試飲会に行った次の日、知人とお寿司屋さんに行き、話していて、穴子の話になり、何分くらいでこのくらい柔らかく煮上がるのかと尋ねると、目安は20分くらいかなといわれた。

その次の話が傑作で、穴子を捌いていると、捌きやすい物は素直に煮上がるけれど、捌きにくい穴子はやっぱり煮上げるのが難しいとのことでした。
同じ場所で取れて、一緒に入荷した穴子でも捌いている段階で、良い物と悪い物がある。
学校の同じクラスにも、良い子・悪い子・普通の子と混在しているように、海の中でも同じなんだよ、言われて知人と大笑いしてしまった。

また、養殖の魚は、寿司ネタにしても日持ちが良くなくて、次の日になるとどんな魚でもエサが同じだから皆似通った匂いがするとのことで、これもビックリ。

帰りには、前から食べたかった「きつね忠信」のおいなりさんを買って帰りました。おあげが裏返しで、かんぴょう巻きと紫蘇巻きの2種類の物が冒頭の写真です。

おいなりさんは私には甘すぎました。因みに当家では砂糖は料理には使わないため、世間一般の方は美味しいのだろうと思います。
本日は、ムーンライダースのワーストというタイトルの2枚組を聴きながら.....

2008/11/12

1人でワイン3本とは・・・

日本人1人当たりのワインの年間消費量が2.3リットルしかないという。これを多いと思うか、少ないと感じるのか?

沖縄のイタリアレストランの飲料担当者は、インターネットでワインを買うという。最近、ワインの試飲会の会場で多いのはレストラン関係の従業員の集団だ。
欲しい商品があると近隣の帳合いの酒販店の名前を聞いている。

テイスティングした方が店の料理とあわせやすいのは当然だが、他人を気にせずボトルの前で会話を始めるのは困ってしまう。

国税庁の2006年の調査を見ると、ワイン全体の消費数量の46.5%が関東地方だという。
ブログであれこれ飲んでいるワイン好きの文章を見れば、私を含めてみんなアル中に近い人々のようである。

11/4の酒類飲料日報より

先日も試飲したワインは、帳合い先の対応で案外割安の美味しいワインが楽しめた。
また、カバの昨対比率は150%増しくらいの勢いだという。
シャンパンが高くなりすぎ、強気の値上げ攻勢はどうも裏目に出て、売上げはがた落ちのようだという噂もある。

美味しくて、お手頃のワインを捜し続けております。

本日は、加山雄三の2枚組トリビュートアルバムを聴きながら・・・・・・・

2008/11/08

酒 BOMBとは

カリフォルニア郊外のバーでは最近「酒 BOMB(酒爆弾)」が地元の若者の間で流行っているという。

ビールジョッキの上に箸を二本置き、そのうえに日本酒のお猪口をまたがせ、テーブルをドンドン叩くとお猪口が爆弾のようにビールに落ちて、そのままイッキ飲みする。

若者があまりに騒ぐので、「酒 BOMB」禁止の飲食店が続出とか。
10/22酒類飲料日報より

まさか、日本酒の入ったお猪口をビールジョッキに落としているとは思わないものの・・・・
さてさて昨今の若人は、と言い始めると年寄り扱いされされそうですな。

2008/10/27

本日は、キング・サニー・アデの軽快なライブを聴きながら

個人的な楽しみは

久しぶりに、グレイズアナトミー4が放映開始になりました。
個人的にはとても好きな番組です。

昔、アーリー・マイラブも好きな番組だったけれど、突然終了してしまい残念でした。

お馬鹿なダーマも好きだったんだけど、見ていない人には説明不可能です。

フランスに行ったとき、まだ、ダラスを放映していたのにもビックリでした。

前に、亜米利加に行ったとき、「ブレージングサドル」のヴィデオを買ってきて、時々見ています。(メル・ブルックス最高!)

2008/10/26

また久しぶりの更新です。

10月12日から22日まで知人達とシャンパーニュとブルゴーニュのシャトー訪問の旅に行ってきました。
詳細はまたのお楽しみにして下さい。

行きのエールフランスの機中の中で日本人のスチュワーデスさんと仲良くなって、よく眠れないのでしばらく話をしていました。

最近の若い男性の乗客にアルコールやワインを勧めても、ほとんどの方が水かコーラしか飲まないとのことでした。
一方我々は、赤ワインと白ワインを各々2本飲み干し、ビールなどを所望し、話し込んでいたら、ブランデーでも如何ですか?と言われたため、早速宴会モードへと突入。

あっ、忘れていました、まず最初にシャンパンを2杯頂いたことを....

その後、ブランデーを2杯とリキュールを一杯いただき、最後尾で世間話をしていたら、我々3人のためにビジネスクラスで残った赤ワインまでゴチになってしまいました。

こうして、楽しい旅はスタートしました。
続きはまた........

と言いながら.....帰りのエールフランスの席は、ガラガラでありました。毎年旅行していましたが、初めての経験です。 対ユーロのレートに一喜一憂した泣き笑いの旅行でした。

2008/10/25

本日は、ライチャスブラザーズの2枚組のアルバムを聴きながら・・・・

第5回全日本最優秀ソムリエコンクール 10/9

久しぶりの更新です。
試飲会は毎週出かけて、体力不足のためについ無精していました。
10月7日は181種類のワインを2時間半でテイスティングして、
昼食後に、会場を変えて、日本酒とワイン・焼酎をテイステイングしたものの、時間を間違えて、会場は3時30分終了のため、駆け足で日本酒中心に味わいましたが、想うような日本酒は発見できず、そのままホテルへと。&ダウン・・

翌日は、何と昨日と同じ会場にて、別の問屋さんの試飲会へ参加しました。ココでは、ワインでスタートして、日本酒・焼酎に突入しました。
10時開始で1時頃までチャンポンの連続であります。その後は、知人と一緒に別会場へ行く前に、軽くラーメンなどをお腹に豆乳(投入)・・なんでこんな風に変換されるんだろう?

ここの会場は、ワイン中心で104種類をテイスティングして、まあまあ、納得のワインを10種類くらい選択しました。流石に最後はもうワインは結構満腹気味であります。

知人と別のホテルに宿泊しているので、時間を申し合わせて東銀座の駅に集合!
駅より徒歩5分くらいのおでんやさん「田中」で今日の反省かたがた、まずビールで乾杯!何故かワインを飲んだ後は、ビールでリセットして再試合であります。
おでんをあれこれとチョイスしまして、しばし歓談・・・・「おぐ羅」サンよりは少し味が薄めでありまして、もう少し味が濃いのが好みであります。
関西風で、あまり色合いは濃い口でなく、サッパリといただけました。

まだ時間が早いもので、二人して(男二人というのがやや悲しい・・・)銀ブラして、少し思案橋・・・・・・・
じつは、H&M方向に向かっておりました。
7:30分に店頭へ到着。行列はなかったのでそのまま、店内へ突入・・・  しかし、店内は芋洗い状態で、レジは行列しておりまだまだ、熱気は充満しておりました。
店内で商品を見るけれど、どうもデザインがダサイくてシャープでない上に、値段が高い。私の好みはザラですなァ。

二人して再度フラフラ・・・・
天國を折れて、老舗の「ボルドー」へ・・・昭和レトロとしては最古のバーです。
相変わらず山本五十六連合艦隊長官の定席だったテーブルにてウイスキーのロックとストレートを所望して、しばし、女給さんと歓談・・・・・
あの老舗「タル」さんも今年いっぱいで閉店になるとか。(建物を解体するらしい)自社物件でないため大変ですな。

「クール」も今は存在せず、時代の変わり目なんだろうけれど、ホッと気楽にアルコールを楽しめるバーが無くなってしまった。
昔、スコッチの水割りを開店から閉店まで友達と二人15.6杯飲んだけれど、非常に納得のいく会計であった。
最後は気遣いでウイスキーを少し薄くしてくれたのは、おもてなし心使いであろう。

などと日記風に書いているものの、まだテーマには突入していない。
「ボルドー」退出後、あの占いの銀座の母の前を10時頃、(夜ですよ)通ったら、なんともう7~8人順番待ちして居るではありませんか!!!!1回の見料は4200円となっていました。

さて翌日でありますが、築地場内の「大ちゃん」へお寿司食べに行き、帰りが6時半頃でありましたが、また母の前を通ると何と50人くらいの待ち人有り。
目の前で5~6人がまた列に参加・・・・・・
昼食は新蕎麦を食べたくなり、上野の「藪」へと。時間待ちの間、お銚子を頂き、せいろを美味しく食し、ラストにふと志ん朝は、最後にお銚子の日本酒を蕎麦にかけて食べると書いてあったのを思い出し、挑戦したところ、蕎麦が口の中で変身して、素晴らしい味わいとなりました。これは、感動ものです。

そして、10月9日当日は、長野のメトロポリタンホテルにて、第5回全日本最優秀ソムリエコンクールと第13回世界優秀ソムリエコンクール チリ大会 全日本代表選考会が4時より併会された。(やっと本題に入りました)

事前選考で18名が選出されており、当日は壇上にて上位3名が本戦参加となる。
大出氏(ホテルオークラ東京
櫻木氏(帝国ホテル
佐藤氏(マクシヴァン
多川氏(サンティールレストランs
田嶋氏(グランドホテル高輪
田中氏(リストランテアントニオ天王洲
谷氏 (ホテルニューオータニ トゥールダルジャン
船戸氏(サンティール 田崎ワインスクール/女性です
森上氏(レストラン サン パウ
森氏  (ホテルニューオータニ トゥールダルジャン
山村氏(プリンスパークタワー東京
山本氏(オテル・ド・ミクニ
小田氏(メルパルク大阪
小嶋氏(ホテルニューオータニ大阪 サクラ
定兼氏(ホテルニューオータニ大阪 サクラ
須田氏(リッカールトン大阪スプレンディード
吉原氏(レストラン花の木
KO Hyo SeoK氏(Nosnova  韓国代表

この中より選出されたのは、
谷氏と森氏と定兼氏の3人でニューオータニ勢の上位独占であった。
その後、1種類の白ワインと2種類の赤ワインのテイスティングコメントと品種・生産年を10分で述べる。

その後10種類の蒸留酒やリキュールなどを3分でコメント。
この選択言語は、英語かフランス語で説明する。
3名全員が英語を選択しました。

続いて、6人のグループがシャンパンのハーフを注文しているのでそれをグラスにサーヴィスする。
サービス後、1名が外人さんにお醤油の造り方を訊かれたがどう説明したらよいか、などという難問を質問する。

次は、4人の席で長野メルローをデカンタージュして欲しいという設定で、サーヴィス開始して、終了後、客の1名から何故かワインリストを提示され、間違い探しをお願いされる。
10種類のワイン名が書かれており、間違い内容を指摘する。

こんな客がレストランにきたらノイローゼなってしまうんじゃないか!

ラストはセンター席に
ドミニク・グランデマンジュ氏(日本酒エクスポートアドバイザー)とセーラ・マリ・カミングス氏(桝一市村酒造場)がおり
日本酒のコメントと製造過程の説明をして欲しい、とのリクエスト。また、この日本酒に合う料理を質問される。

最後は壇上でサーヴィス受けた10人が3名の中で人物の好感度を訊かれ、それも点数に加点されるとのことであった。
10種類のアルコールは、グラッパ・キルシュ・ラム・ピスコ・紹興酒・マール・ドランヴィ・梅酒・トリプルセックと後1種類は聞き取れなかった。
2時間の間、立ち続けたため疲労困憊、本当に疲れたものの充実の3日間でありました。

本日は加山雄三の名曲を20名がトリビュートした2枚組のアルバムを聴きながら・・・・

2008/10/10(昔は体育の日でありました)

ワインと魚介の生臭みの関係

本日はスライ・ストーンの「スモール・トーク」を聴きながら・・・・

一般的には「白ワインに魚」だが、まれに口中に生臭みを感じることもある。
メルシャンでは研究の結果、このほど「生臭みの強さはワイン中の鉄含有量と強く相関すること」を世界で初めて発見し、鉄分が多いほど生臭みが強くなることを確認した。
////酒類飲料日報9/12より

まえも言ったんだけれど、無理にワインを飲まなくたって、美味しい日本酒を楽しんでもらいたい。
来週は岡永の全国大会があるので、地味にお手頃価格の清酒を捜す予定です。

本日は、吉田美奈子のgazerを聴きながら・・・・・・
彼女の最初のLPを持って居るんだけれど、これほど進化・深化するとは思わなかった!!

2008/09/13

近況報告

暑い日々が続き、やや涼しさを感じる今日この頃であります。
9月は毎週のように試飲会が続きます。強者は1日に4会場もハシゴする方もいたとか・・・・・・・・

流石に一日にワインを300種類くらい試飲すると、終了後はオイシイビールを飲みたくなります。

ワインとは関係ないものの、三笠フーズのお米の問題は、、酒類業界を揺さぶる激震の攻撃です。
農林水産省も、善意の匿名の投書を完全に確認することなく、ただ偽装を見破れなかったなどと、釈明するなどとんでもない連中です。
商道徳の行き着く先は金儲け、と言う輩は、儲けた者勝ちといった風潮を助長する自己中心的な情けない連中です。
制度の不備を突かれないよう、法律を整備すべき官吏は、本来の役目を果たすことなく、のほほんと暮らしている。
マスコミは責任をとらせるべき時に、話題の善意面でこのような官僚連中を追いつめることこそが本来の仕事ではないのか、と思うのは、私1人だけでしょうか?

早くこの問題が収束することを願っています。

業界紙の話ですが、焼酎・清酒の技術学識者は、「公的な機関が検査しても絶対に農薬やカビは検出できないだろう」とのべているようです。
もちろん、OKと言うことでなく、精密な検査を行い、含有数値が安全基準に合致するか否かを、早急に提示してもらいたいものです。

2008/09/11

胡散臭さもひっくるめてのワイン

欧米のワインンライターやワイン学校の先生、ワイン生産者、ワインショップの三角の関係は、なんとも、いわく言い難いものがあるという。

縦横関係が厳しく、相当にお金が動く。まるでマフィアのよう。
2008/07/16酒類飲料日報より

確かにワインの価格設定なんてあってないようなものである。需給関係、人間関係や思惑でどうにもなる。

とあるところで、シャトーのオーナーが5大シャトーのワインを個人関係で仕入れられると言う資料を見せてくれたが、恐ろしく安い価格だった。
信じられない顔をしていたら、自宅まで案内してくれて、ペトリュスの6本入れの木箱をさりげなく誇示・・・・・・

もっとも喜んで写真だけは写してきた私たちでした。

ウッドストックホリデイというアルバムを聴きながら・・・
ジョン・セバスチャンのアメイジンググレイスとI SHALL BE RELEASEDは最高の出来上がりです。
2008/07/17

酒類飲酒消費を奪うものは・・・・・

若者の飲酒動向が変わってきている。若い人が酒を飲まない。
この原因の1つにインターネットや携帯電話の料金に多くの若者の小遣いが割かれている、という現実があるという。

ある会社が「10代の消費行動に関する調査」を行った。15歳から19歳の男女345人のモバイルユーザーが対象。

10代の1ヶ月の平均小遣い額13700円であるのに対し、携帯に使う費用は5000から1万円がもっとも多くて64.9%、
2番目が5000円未満で16.5%いるが、10000円以上掛けている人も10%いるという。

多くの若者が小遣いの大半を携帯に使っている。10代であるから酒類は飲まないものの、20代になって急に携帯電話を使わず、お酒は飲まないだろう。

同じ調査で、今後節約したい出費項目として携帯が86.7%で、次に飲食が79.7%となったという。
2008/07/08酒類飲料日報より

酒を介したコミュニケーションが良いという訳ではないが、何故か寂しい気がする。
携帯やメールを使っての対話・会話は、今の若者には自然なのか?

確かうろ覚えだが、日本のブログ開設数は人口比に照らすと世界一だと書いてもあった。
さて、今後の酒類業も含めての動向は・・・

懐かしい小坂忠と4畳半の「もっともっと」を聴きつつ・・・・
ありがとう、は名曲です。
1970年3月30日のライブです。

2008/07/15

日本のウイスキー技術は世界一

現在間違いなく日本のウイスキー製造技術は世界一。
何故、その高い技術が発達したかは、分析器の精度が日本が世界一の為。

昭和44年にはPPM(100万分の1)で凄いと言っていたが、現在では、PPB(10億分の1)が当たり前になっている。
こうした機器の計測により、原料と製造工程、その結果の因果関係が分かるようになった。
これが醸造技術のレベルをぐっと上げた。更に今では「このような原酒を造りたい」として造ることが出来る。
かつては、「出来てなんぼ」だった。
機器の進歩が技術の向上を助けたのは事実だろうが、それを実現するためには、長年のデータがあって初めて出来上がる。

かつて香り成分は300種と言われていたが、今では1000種以上が確認されているという。

酒類・食品ニュース7/11分より抜粋

たしかに、1000円から2000円クラスの日本のウイスキーでも30年前に比べると、格段の進化があると思う。

先般の展示会でも、同じ工場内で取水した水で炭酸を造り、それをソーダ割りを飲んだけれど相性が非常に良かった。
そんな微妙な味わいを感じる取れる状況にもなってきたのは、昔と比較すると楽しく面白い時代になりつつあると思う。

JJケール(#8)のアルバムを聴きながら

2008/07/13

日本酒新時代シンポジウム

また、2日ほど東京へと。1日目はセミナー参加で、2日目は展示会へ突入です。
タイトルは初日分のセミナーで、3部構成となっており、色々な意見が出ました。

1部は「日本酒は何故飲まれなくなったか」でスタート。
最初に一言で結論、美味しくないからこそ、飲まれなくなったんだ!特定名称酒の中でいちばんの減少が本醸造酒であると。
1)液化仕込み
2)セレルニン耐性酵母による酒造り
1に関しては、酒粕の歩留まりが非常に少なくなり、新技術の美名のもとに日本酒が不味くなった。
活性炭を何故多く使わないといけないのか。その理由は推して知るべし。

醪(もろみ)を搾る渋袋(しぶくろ)を殺菌して良く洗わないため、結局は匂いが残り、活性炭で匂いを除くしかない。
どうも、この程度の処理しかしていないのが一般の蔵元レベルらしい。

美味しい日本酒というものは、香り爽やかで、味はきれいでまるいもの。食中酒であるから、料理をジャマしないで、酔い覚めの良い酒がいい酒とのこと。

1原料米の厳選(山田錦の絞り立ては美味しくないが、秋になると旨くなる。しかし、最近は精白歩合を上げすぎるため粒の大きい酒米を選びすぎではないか。

麹造りは蔵の酒質を表現する1つであり、酵母との合作である。
酵母は自然界でセレクトしたものを使用するのが本来の姿である。
作り出した酵母は特定の酒質を極端に出し過ぎる。
洗いに始まり、袋洗いに終わる。

微生物に休日はなく、働いている。

香りは粕と共に去りぬ。
酒粕のほうが吟醸香が強い。
上槽した酒は醪よりよくならなければならない。

粕歩合の多い物のほうが美味しい。
消費者に売る酒と鑑評会用の酒は本来同じ物でなければならない。粕歩合の多い方が繊細な酒になる。

1鑑評会の金賞受賞酒が美味しかったのは、昭和63年までのものであった。
2酒袋の汚れを味と表現する者がいるのはおかしい。(本当にそんな蔵があるんだろうか?)

酒は十拍子揃わないと味のある美味しい酒にはならない。(酒母は部品の一つである)

カプロン酸エチルの香りの出る酵母はビールには絶対使わない。
カプロン酸というものはぬか漬けの匂いがする。カプロン酸が異常に多いと苦味がでるのではないか。

協会九号に比べ突然変異の酵母は、カプロン酸が多い。カップ50ccで十五度の温度で室温二十度部屋で利き酒をしている。とのことです。

日本酒を造ったとき一番特徴の出るのは「純米酒」である。

*******************ここで第一部終了

続いて第二部へ
五人でパネルディスカッション形式。
新時代の飲み手はどうあるべきか
f/ある酒屋で常温熟成の酒に出会ったのがスタート
o/ある日本酒をブラインドでテイスティングして感動したのがスタート
Z/とあるお酒の漫画を書いたのがスタート
k/ある時知人からもらったお酒で開眼

k/酒屋知識が無さすぎる。レベルが低い。
z/住んでいる町にまともな居酒屋がないのは何故か。日本酒を提供する酒屋が飲み方の提案をしていないのではないか。
o/旅館の不味い酒、三増酒をどうにかせい。
糖類パックの酒を一掃せい。

f/活性炭の使いすぎ、不完全発酵ではないのか?
k/普通酒は蔵元の地元の年寄りが好きなので造りを止めることが出来ない。美味しい酒を教えてあげたら。
(彼等がパネリストの言う酒が果たして美味しいと思うのかが疑問だし、そんな高い酒を飲むかも疑問である)
z/居酒屋のスタッフが日本酒を再認識して焼酎との比率が逆転したという。
f/日本酒のポテンシャル、料理と酒の相性と料理合うお酒は何なのか。日本酒の個性に合う料理とは何なのか。・・・・

先の見えない、まとまりの無い討論でした。
***************************************
3部は新時代の酒造りはどうあるべきか
名杜氏2名と若手オーナー杜氏2名と司会者は蔵元専務でスタート

n/某蔵で30年退職後、乞われて次の蔵元へ。毎年1年生のような気持ちで酒造りをしている。3代杜氏の家系。h/n氏とは同級生で矢張り数十年杜氏さん。
t/農大を出て15年間酒造り、オーナー杜氏。r/大学卒業後サラリーマンを経験しその後酒造りへ、オーナー杜氏。

n/麹造りは今でも基本であり、自ら行っている。特定名称11種類はちょっと多すぎるのではないかと思う。山廃造りはしっかりとした酵母を作って、力で発酵させていこう。
米の旨味を感じ、その後でスッキリした酒を目指す。山廃は濃い口でキレイな味わい。女性にも山廃はうけている。h/表面のヌカがキレイに洗い流されると酒もキレイになる。

t/蔵へ入ったとき杜氏が居ない状態だった。トライアル&エラーでやった時期もあったが、いまは和を重視している。チームワークが一番である。
一時期テキスト通りに造っていたがモロミの顔を見て造ることで数字だけでないもの+アルファーが加わる。やはり、杜氏には経験が必要である。

R/経験もないし差をつけられるのは、原料処理かも、と一番川上のスタートを重視することにした。浸漬のあとは機械で強制脱水して、吸水率をコンマ数%の範囲で確認している。

全国新酒鑑評会についての意義・意見は?
n/昔は宣伝効果が高かった。カプロン酸の時代になって、どうもレヴェルが下がっている。市場を無視した流れであって、カプロン酸の酒は、秋口になるとボロボロの味になる。
後進の杜氏を育てるのも大事だが、気持ちだけでなく、感性とヒラメキが無ければ駄目である。ただ教えれば育つと言うものではない。

h/平成15~20年まで金賞受賞蔵。90%までは昔からの酵母菌で造っている。
鑑評会用にはタンク1本のみ造っている。タンクの声を聴きながら造っている。

t/当県では各蔵元がデータをオープンにして互いに競い合っている。会自体に市場性は無くなっていると思う。カプロン酸の多い順番に評価を下すのは如何と思う。

r/鑑評会に対する距離感は随分あった。最高技術の発表会であるが、その技術を市販酒でどういかすか?両者の開きがありすぎる。

昔と今の酒造りはどう違ってきているのか?

r/500万石の米が前より固くなってきている。どうも、米を機械乾燥することが、表面の水分を飛ばしすぎているのではないか。
t/造りは基本的には変わっていないと思う。麹が溶けにくくなってきている。
n/当時は普通50%の精白で吟醸を醸していたが40%から35%までいくとこれはおかしい気がする。秋になって、40から35%では旨味が乗ってこないと思う。
50%くらいが一番良い気がする。35%くらいだったら、3から4年寝かせ7~8度くらいの温度で保管しないと、品質劣化があると思う。
美味しい熟度のある酒を出荷できる体制が重要で、良い酒を造ったしても、市場で評価されないと失敗である。

さて、新時代での酒造りは、生え抜きに杜氏がよいのか、それともオーナー杜氏がよいのか?

n/オーナーと気心が知れていれば別に問題はないと思う。
t/社長(親)とケンカの出来る2世でないと蔵の継承は難しいと思う。会社で利き酒をしてもアラ探しになってしまうので、居酒屋で消費者と共に味わう。
情報を共有してこそこそ日本酒の未来があると思う。
お客さんの事を考えない、そして納得のいかない酒造りはして欲しくない。
r/ある一定規模までオーナー杜氏でも良いが、線引きをしておかないと、経営と杜氏の2足ワラジは難しい。
新時代の酒造りは?

n/しっかりした酒造り。良い旨い酒を造る。トレンドを追わず、純米酒を中心とした酒造りこそ命題である。
h/酒本来の純米酒を。喉ごしの良い飲みやすい酒を。
t/酒造りはヒケツは「人柄である。酒は人が作る。居酒屋の酒になりなさい。お酒を食べて下さい。
r/造り酒屋という言葉の響き。酒屋として生き残るのでなく、あこがれの対象として生きていく職業であればよい。

抜粋なので聞き間違いもあったりすると思うが出来るだけ忠実に再現したつもりであります。

さてここから何らかの結論を見いだすのは不可能であろう。こんな事で日本酒復活には繋がらない。足りない何かをみんなが捜して居るんだが、答えは出てこない。

じゃぶじゃぶ飲めるお酒が欲しいと言えば、別のパネラーはお燗してじっくり味わって・・・・といった流れで、何かを見いだすという会ではなかった。

前の打ち合わせがあったのは、ラストの3部であった。

お祭の側面があるものの、もう少し期待以上の方向性が見えれば良かったのにと思う
。 次の日は展示会で、日本酒・ワイン・焼酎・ウイスキーと会場を5時間ほど散策しました。新商品やブショネのワインや色々盛り沢山で疲れました。

大好きなニコのTHE ENDを聴きながら・・・
私はドアーズよりもこちらのヴァージョンが好きです。

2008/07/04

適正飲酒10箇条を改訂/アルコール健康医学会

1談笑し楽しく飲むのが基本です。
2食べながら適量範囲でゆっくりと
3強い酒薄めて飲むのがオススメです
4つくろうよ週に2日は休肝日
5止めようよきりなく長い飲み続け
6許さない他人への無理強い・一気飲み
7アルコール薬と一緒は危険です
8飲まないで妊娠中と授乳期は
9飲酒後の運動・入浴は要注意!
10肝臓など定期検査は忘れずに
追記で
しないさせない許さない未成年飲酒・飲酒運転、となっている。

我が身をいたわり、美味しいお酒を飲み、会話を楽しみ、談笑する。これこそ飲酒の基本であります。

2008/06/21

糖質ゼロ・オフ・カット?

糖質ゼロとあっても「栄養表示基準により、100ml当たり0.5g未満のもの」とあってまったくゼロではない。

健康増進法の栄養基準表示では0.5g未満なら、全くゼロでなくても、表示欄にゼログラムと表示できると定められている。
非常に不可思議な基準が存在する。
一度は発泡酒の原材料表示を確認して欲しい。
糖類・大豆たんぱく・酵母エキス・香料・カラメル色素・コーン・スターチ・海藻エキス・大豆ペプチド・酸味料・クエン酸k・甘味料・苦味料・・・・・
清涼飲料カクテル風アルコールといってもいいのではないか!

ビールの税金が異常に高いため、こんな訳の分からない発泡酒や雑種・スピリッツ風飲料が出現する。
何故単純に美味しいビールが飲めないのか?
暑くなってくると、毎年テンションが高くなります!

テイスティングセミナーへ行きました

'05は過去30年で一番のベストヴィンテージとのコメントでした。
'05は250アイテムがグレイト・ワインだそうです。

テイスティングはシンプルで、求める物は、純粋な果実の香りである。新しい作り手、新しい樽香、花、土の香りなど・・
でも香りの重要さは、純度ではないとのこと。

良くないものは、腐敗臭・清潔でない・科学的な香りのするものは駄目であると。

'05は純粋なアロマ・調和の取れたアロマがよろしい。
ボルドーが長熟なのはタンニンがしっかりしていて、バランスが良いことである。
赤ワインのタンニンは緑茶に似ているものもある。

ワインに飲み頃というルールはない。個人の好みである。
人の人生と同じで、若いワインはチャーミングで若々しく・イノセントである。
年と共にニュアンス、複雑さが出てくる。
飲み頃は柔軟に考えればよい。

感覚をブラッシュアップするのには、疲れがテイスティングの大敵なのでよく寝ることだ。テイスティングの旅行中は修行僧のような生活をしているとのこと。

テイステイング途中で舌の感覚をリセットするのには、

1炭酸系の水を飲む
2シャンパンを飲む
3ビールを飲む
のが良い方法だそうです。

体調を整えるには水を飲むことがよい。私は毎日2~3Lの水分をとっているとのこと。
普通に使っているグラスはチューリップタイプの古典的なものだそうです。
風船のようなグラスはあまりワインに良くないのでは、と。
グラスの33%までワインを注ぎ、残りの66%は空気・・・・このバランスがよろしいようで。

2008/05/19
ロバート・パーカー師のセミナーコメントです。

酒類消費H17Y~19Yの県庁所在市ランキング

1秋田市   57316円
2新潟市   56653
3富山市   55679
4金沢市   55002
5盛岡市   53965
以上はトータルランキング

清酒は、
1新潟市   14137円
2秋田市   13438
3富山市   12261
4金沢市   11382
5松江市   10557

焼酎は、
1宮崎市   14114円
2鹿児島市  13183
3熊本市   10703
4大分市   9889
5北九州市  9141
6青森市   8652

ビールは、
1金沢市   23860円
2富山市   20235
3新潟市   18522
4大津市   18278
5神戸市   18277

何故か、那覇市は全てで49位となっている。
//種類飲料日報2008/4/24より
これを書いている時のバックミュージックは、大好きなヴァン・モリソンの3枚組ベストです。
なかなか日本にきてくれない。最後の渋めのアーティストであります。
先月のマリア・マルダーのライブは、久しぶりに満足でした。高音は少し低くなったものの、艶のあるヴォーカルは大好きです。

先週は、シャンパン6社のテイスティングで約40種類くらい。午後は別の会場で約50種類くらいのワインの試飲。
次の日は、横濱で焼酎と日本酒とワインの試飲会でした。

日本酒のメーカーで本醸造酒が珍しく美味しかったので訊ねると、加えるアルコールは2・3年寝かしたものを使用しているとのことで口当たりがまろやかで、
本醸造とは思えない美味しさでした。

矢張り、色々と味あわないと分からないものです。

2008/04/27

酒を飲んだら牛になれ/日経ビジネス4/7

この四月は確かに歓送迎会や花見など飲酒の機会が多い。
私は毎日が宴会のような者だから、余り関係ないかもしれないが.....

医学博士の志賀氏によると
酒の主成分であるアルコールは、大半が肝臓で処理される。その処理を助けるためには、体を横にするのが効果的であるという。
肝臓の正常な働きを保つためには、新鮮な酵素と栄養に富んだ血液の供給が欠かせない。
更に十分な血液量があることが大切であるという。この肝血液量は、体が立っている状態を基準にすると、横になったときは2倍に増える。
飲んだら早めに横になり、アルコールの分解を助けた方がいいらしい。

当然酒量も控えて、水分も補給してということになる。まあ、一番いいのは休肝日を設けてとなるが、なかなか液体美女の誘惑には勝てないのである。

ボブ・ディランのライブ1961-2000を聴きながら....
好きなのは「天国の扉」ですな。

2008/04/05

2007年輸入酒ランキング

シャンパーニュのランキングが発表されました。
1 モエ・エ・シャンドン/ドンペリ 290000c/s
2 ヴーヴクリコ 75000c/s
3 ローランペリエ 27000c/s
4 パイパーエドシック 25000c/s
5 ポメリー 20000c/s
6 テタンジュ 13650c/s
7 クリュッグ 12000c/s
7 ランソン他
7 マム
10 ゴッセ 6000c/s
10 アンリオ
10 ペリエ・ジュエ

続けてスパークは
1 カフェドパリ 220000c/s
2 フレシネ   189000c/s
3 ポンパドール
4 カペッタ
5 デリカスパーク
6 ロジャーグラート
7 サンテロ

と言った順位です。
//酒類飲料日報より引用

2008/3/6

日経新聞美味しいインスタントコーヒーランキング

2月16日分で
1ザ・ブレンド有機栽培珈琲/UCC
2モッコナブラックラベル/豊産業
3ネスカフェ香味焙煎/ネスレ日本
4スペシャルブレンド/キーコーヒー
5プレミアムブレンド/キーコーヒー
6ブレンディインスタントコーヒー/味の素
7クライス ロイヤルセレクション/キャピタル
8マキシムちょっと贅沢な珈琲店/味の素
9ネスカフェゴールドブレンド/ネスレ
10ザ・ブレンドブルーマウンテンブレンド/UCC
10マキシムインスタントコーヒー/味の素

となっている。
皆さんのお好みの珈琲はランキングしていましたか?

お湯の温度は80度前後が美味しいとされています。レギュラー珈琲は抽出するのに高温が必要で90度以上が推奨されているが、
インスタントは熱すぎずぬるすぎずがベストと書いてあります。

当然カップは予め暖めておくのが温度は維持しやすい。

油物を食べた後は、何故か珈琲を飲みたくなる私です。

昨日は、メーカーで試飲用にもらった「全麹 古酒秘伝2段仕込みの37度の米焼酎」を飲みました。
少し甘みがありましたが、度数の高さは気にならないで、ストレートでもとても美味しく飲めました。
商品紹介は、基本的に飲んで美味しいと思ったお酒を紹介できたらと思っています。

2008/2/16

フランスのワイン消費の変遷

フランスの過去50~60年における人口一人当たりのワイン消費量をみると、1950年代は140L程度であったが70年代後半に100Lの大台を切り、
80年代に70Lとなり、90年代には50L台まで落ち込んだ。
最近は50L台を維持しているが減少傾向に変わりは無いという。

フランス人のワイン飲酒動向で、2005年現在で毎日ワインを飲む人は5人に1人。

日本酒のピークは、35年前の1973年で約180万KLの消費。矢張り同様に減り続け2007年で70万KL弱とみられる。

////酒類飲料日報より引用
確かに日本の場合、油物の食事に合わせるとビールか焼酎・チューハイの方があわせ易いのは事実である。
和食を楽しむ機会が減り、お燗をするなどという一手間が面倒になったこともある。

居食屋にも日本酒の品揃えはあるが、料理との相性は、はなはだ怪しいし、絶対食べ合わせを自分ではしていないと思う。

ネタは一流で、日本酒は二流か三流が多いと思う。日本酒自体は美味しいんだが、いかんせんツマミやネタと合わない。
これは、どうにかして欲しい!

2008/2/14

20度焼酎の価値

焼酎のアルコール度数は25度が一般的だが、20度やそれ以下のものが数多く市販されている。度数が上の方が得に思うが、必ずしもそうではないという。
20度の商品は、原酒のブレンド具合を変えているので、同じものを単に薄めているわけではない、という。
20度と25度を同じ度数になるように割って比べると、20度の方がより本格焼酎らしさを楽しめる筈と、メーカー営業担当者の弁とか。

///酒類飲料日報より

これは全く知らなかった。
液体美女は、奥が深いものです。

2008/2/11

ワインの樹齢と仕上がりの関係

「一般に樹齢35年くらいのブドウからできるワインが良いという人が多いが、これには訳がある。」とフランス・ボルドーの生産者。

「ブドウの樹齢を何年とはっきりいうのは難しい。シャトーが正確な記録を持っていないからだ。たとえば私のところでは、何年に何を植えたと、植樹した年の記録があるが、範囲までは書いていない。また、年月が経つうちに、枯れるなどして、植え替えたりもするので、同じ畑のなかも樹齢の違うものが混じる。」

「また、樹齢の10年未満の若いものは、ジェネリックやセカンドに使用され、グランヴァンには余り使われない。そこで、良いワインに使われるのは、若くて10年から古いものは50~60年ぐらい。割るとだいたい35年くらいになるだろう」と、半ば冗談... 現実は複雑で、樹齢というものは特定できにくいそうである。
///酒類飲料日報2008/2/6より引用

シャトーでこの木は樹齢どのくらいですかなどと、質問していたがこうなるとかなり答えは怪しい。オーナーもよどみなく答えるので信じていたが、????である。

目安にはなるが、自分の舌で納得するのが一番のようである。

2008/2/9

2007の1月から10月対日シャンパーニュ出荷

シャンパーニュ委員会によると、1月から10月累計のシャンパーニュ出荷数の内、日本への出荷は762万9894本で前年比108%だった。
上位10位圏外ながら成長中の17位オーストリア72万3240本で119.1%、18位香港は70万5060本で101%、22位中国は49万257本で128.3%だった。

1 イギリス   27,937,104
2 アメリカ   19,329,514
3 ドイツ     8,075,103
4 イタリア    7,633,476
5 日本      7,629,894
6 ベルギー    5,999,095
7 スイス     3,893,933
8 スペイン    3,062,689
9 オーストラリア 2,864,314
10オランダ    2,282,836(本)

酒類飲料日報より

2008/1/21

2007の1月から10月対日シャンパーニュ出荷

シャンパーニュ委員会によると、1月から10月累計のシャンパーニュ出荷数の内、日本への出荷は762万9894本で前年比108%だった。
上位10位圏外ながら成長中の17位オーストリア72万3240本で119.1%、18位香港は70万5060本で101%、22位中国は49万257本で128.3%だった。

1 イギリス   27,937,104
2 アメリカ   19,329,514
3 ドイツ     8,075,103
4 イタリア    7,633,476
5 日本      7,629,894
6 ベルギー    5,999,095
7 スイス     3,893,933
8 スペイン    3,062,689
9 オーストラリア 2,864,314
10オランダ    2,282,836(本)

酒類飲料日報より

2008/1/21

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スペースの関係で追加で入力します
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2日ほど試飲会のため、東京に行って来ました。日本酒と焼酎・ワインとウイスキー中心でした。次の日のワインを入れると約40種類くらいの試飲でしたが、これがというワインには出会えませんでした。

焼酎は、少し面白くて、美味しい物があったので、個人的に飲みたいと思い予約してきました。

次の日は20種類のワインのテイスティングでしたが、値段の割に納得のいく物でなくて、来週のテイスティングが2度あるのでそちらに期待しています。

22日の会場では、ニッカとサントリーのYさんを同時に試飲しましたが、ニッカに軍配を上げざるを得ないと思いました。
単品では美味しいんだけれど、比較試飲となるとニッカが美味しい。
これは個人的好みを超えた技だと思います。
ふと、数年前ツアーでいった、ハイランドパークで樽から直接飲ませてもらった1967を思い出してしまった。

2008/1/24

2007の1月から10月対日シャンパーニュ出荷

シャンパーニュ委員会によると、1月から10月累計のシャンパーニュ出荷数の内、日本への出荷は762万9894本で前年比108%だった。
上位10位圏外ながら成長中の17位オーストリア72万3240本で119.1%、18位香港は70万5060本で101%、22位中国は49万257本で128.3%だった。

1 イギリス   27,937,104
2 アメリカ   19,329,514
3 ドイツ     8,075,103
4 イタリア    7,633,476
5 日本      7,629,894
6 ベルギー    5,999,095
7 スイス     3,893,933
8 スペイン    3,062,689
9 オーストラリア 2,864,314
10オランダ    2,282,836(本)

酒類飲料日報より

2008/1/21

レポート報告/2007/10/8 /サンテミリオンのシャトーにて

全てのワインの性質・特徴は葡萄の実からきている。葡萄の実の収穫時期・場所によってまた、変わってくる。

葡萄をギュッと搾ると、ワインの構成を強くすることが簡単にできる。上質のお茶はタンニンがあるものの、渋さの中に味わいがある。
から、日本人はワインの味わい方がよく分かるのではないか、とオーナーは言っていました。

近代のワインの造りで、一番失敗しているのは、とにかく強くて歯がギシギシするようなタンニンを出すと、良いワインだと思われているが、細やかなタヌニンの中にも複雑な味わいがあると思う。

皮や種も、醸しの期間は長く取るので、一見強く造っている人と、似ている造りかもしれない。
違いが葡萄の段階で、葡萄自体が完熟して、葡萄自体に味わいが複雑になってこないと収穫をしないところが違う。

畑の中で葡萄の皮が壁を超えて、丸くなったときが収穫時期である。
木材を切ったときは香りだけが強いが、時間と共に、味わいや違った物が出て、香りが変わってくる。
近年持てはやされている、青みがかった濃いワインは今話した物とは全く別物である。

葡萄の熟しは、過熟状態の時、皮が青っぽい香りから、違うお茶とか煙草のような香りが葡萄自体に出てくる。その時が熟しの時期である。

葡萄の種に関して、種も熟していないと奥歯で噛んだときに、割れないが、完全に熟して来ると、コーヒー豆を噛むようにパリッと割れる。それが熟した時である。

葡萄の収穫時期が難しくて、普通フルーツはそのような時期になると、フレッシュな果実味が無くなって、ジビエのようなすごく重たい葡萄になってしまう。
ジビエ・動物臭っぽい香りと表現するプロもいるが、本物のジビエの香りは、美味しいのだが、ワインでその香りが出てくると私の中では余り良いとはいえない。
フルーティーさを兼ね備えていないと駄目である。

土壌こそが葡萄の周りと種が熟して、美味しいワインを造る元になっている。

この地区全体は大西洋の気候でしかも南のしかも海の近くなので、湿度の高いところである。ミクロクリマーで地中海性の気候である。この辺一体は気候は全部同じでも
毎年同じように葡萄は熟してくれない。それがほかの地区と比べても、ヴィンテージの差が出てしまう。

この夏は凄く暑くて北アフリカ原産のフルーツも十分熟す事ができた。

違いは土地の地下の土壌が冷たいということです。表土は粘土の土壌である。粘土は冷たい土であり、元は砂と岩が砕けた物である。水も良く含む。表土の下はすぐ岩の様な固まりがある。石は昔海の下にあった物で、掘ると貝殻が出てくる。

石の特徴は冬に雨が多いものの、水をスポンジのように吸ってくれて、石をはかると全体の半分は水分を含む。

2007年はいままでに経験したことがない難しい年でした。夏はものすごく暑いものの石の下の中の根は、冷たいので、そこまで根がないと、葡萄の実はすぐ熟してしまって、フレッシュな果実味を残してくれない。
冷たい石があるからこそ、ゆっくりと(土地の下が冷たいので)実が熟してくれる。

よく言われるのは、長期熟成ワインは酸味があると長熟するといわれているが、これは間違いだ。一番大事なのは、フルーティーでフレッシュな果実味を常に持ちながら、熟すワインが長熟ワインと考えられる。

酸味が大事なのはシャンパンとかリースリング・トカイで、他に構成をカバー・保ってくれる物は酸味しかないので、ワイン関しては酸味が大事だと思うが、他のワインに関しては酸味があるとジャマになってしまう。

偉大なワインに関して、プロの方が酸味がないと熟成しないというのは、セキュリティがどうとか保険が欲しいとかいうのであって、実際には酸味が無くてもちゃんと熟成します。
(実は6月に別の機会に違うシャトーで試飲する機会があった時、'03と'04と数種類試飲したとき、どれが長熟に向いていますか、訊ねたら、やっぱり酸味があるタイプではなくて、タンニンがまろやかで果実味のある、ワインだと指摘されたことがあったので、目から鱗でした。)

2008/1/20(続く)

私が考える長熟ワインというのは、酸がつよくて、タンニンがゴワゴワのワインではなくて、フルーティーな果実味を持ちながら、タンニンがものすごく奥深い味わいのあるものが一番だと思う。

飲んだとき、すぐに色々な味わいがパッと広がる事がワインに取って大事なことだと思う。

夏の間、強い太陽の光によって皮と種がタンニンを丸くする重要な要素があるんですが、土の下が冷たいので、葡萄の十分な光合成・熟しが進んでいるものの、タンニンが丸くなり、なお、フレッシュな果実味を持つ葡萄が採れる。

葡萄の皮が割れるのは一番美味しいものから割れてくる。
葡萄の状態で割れると腐るので、それが心配なところは、完熟する割れる前に収穫して、酸味が強いまま取ってしまう。

一番良いワインというのは、若いときでも、フルーティーさがでて、閉まったワインというものがあるんですが、でも、フルーティーさがでていて、長期熟成しながらも、なお、フルーティーさがでてくる。

(この辺は通訳の方が少し悩んでいた)

アペラシオンのおおもとは、、その土地からどの様な特徴を持ったフルーツが取れるのか。その土地からの特性をもったもの、更に、文化的な(人が耕す意味も含め)ことが重なって、アペラシオンとなる。

常に人の仕事は変わるもので、アペラシオンも変えていかなければならない。同じ葡萄の木でも、熟し方は年によって違う。
そうすると、発酵してワインになったとき、年の違いで、味わいが全然違う物が出来上がる。

試飲家・鑑定家の人たちは、つねに同じ味わいを求めようとするが、それは違う。年によって良い・悪いというが、全体を含めて見なければならないと思う。毎年同じなら、コカコーラを飲んでいるようなものだ。

ベスト・ベストでないというのは好ましくない。

バッハとヴィバルデイを比べて善し悪しを評価するようなものだ。

2007年は本当に難しい年だった。今年ワイン造りで成功する人は、そんなにいないと思う。凄く特徴的な年であった。3週間前は、ものすごく暑く、南国のような気候が続き、湿度があり得ないくらい高かった。

暑かったおかげで、葡萄の中の実がいつもより熟しが早くて、少しバランスを崩したのが、今年の特徴であった。
タンニンが良くなったものの、最後のフレッシュさが少し逆に残りすぎた感じがする。

今年は全体から見ると、余り良くないが、気候の特徴で、最後にガッと暑くなってために、少しフルーティーな味わいがいつもと違う味わいとなる、と予想している。
フルーティーさが急に熟したため、いつもより、フレッシュさを欠いた、少し疲れた様なワインになるのではないか?

今年のワインは何年か後に飲むと、いつもとは違う、今までの特徴にない、親しみやすいワインになるのかもしれない。

ヴィンテージは良い・悪いのではなくて、毎年違った味わいのあるチャーミングな特徴があるものだと理解して欲しい。

場所の特徴が良く現れているのが良いヴィンテージの年だと思って欲しい。

という、オーナーの意見でありました。

2008/1/21

ビール・ウイスキーの飲酒動機調査/ 酒類総研

ビール・ウイスキーともに官能的品質要因の「美味しい」が最多となっている。ビールの「発砲酒より美味しい」は30代の女性、40代以上に、商品特性要因の「プレミアムビール」も年齢層が高いほど高頻度で現れた。

心理的要因の「ストレス解消/気分転換」はビールが今回の調査ではもっとも多く、若年層で見られる。

ウイスキーでは、官能的要因の2番目が「香りがよい」であり、ウイスキーの品質特性を反映した。/となっている。

中に「美味しいウイスキーを見つけた」とする記述もあり、単に美味しいだけでなく、発見の喜びも飲酒動機になっている。

外部環境的要因では「料飲店」とりわけ「バー」が多かった。/と

確かに店頭試飲が、飲酒問題で難しくなってから、未知のアルコールを味わえる場所の提供という点では、酒販店は悩ましい問題を抱えている。
美味しいワインなどを発見しても、POPのみでいくら説明するよりも、一口飲んでもらった方が分かりやすい。

今年もまた沢山のワインも含めて試飲しながら、感動を伝えていきたい。

資料は酒類飲料日報から引用

2008/1/20

2007カクテルランキングは・・・

日本バーテンダー協会(N.B.A)は2007年度カクテルランキングを発表した。


N.B.Aのランキング1位はジン・トニック
女性が選ぶ1位はスプモーニだった。

N.B.Aのベスト10は
1 ジン・トニック
2 マテイーニ
3 ギムレット
4 ソルティ・ドック
5 モスコー・ミュール
6 サイドカー
7 ジン・リッキー
8 ダイキリ
9 スプモーニ
10マルガリータ

女性のベスト10は
1 プスモーニ
2 ソルティ・ドック
3 ジン・トニック
4 チャイナブルー
5 カシス・オレンジ
6 ファジー・ネーブル
7 モスコ・ミュール
8 カルーア・ミルク
9 カシス・ソーダ
10シーブリーズ
10ホワイトレディー
となっている。

矢張り、女性は甘味系がお好きのようだ。

酒類飲料日報より

2008/1/16

加塩の料理酒 1月3日のアサヒ新聞

宝酒造のネット調査として、料理酒の中に食塩が含まれているということを、知らない主婦が8割とでた、とある。

知らず知らずに、加塩タイプで余分な塩分を取っていると考えられるらしい。食塩を加えて飲めなくすることで、酒税対象外となるため、酒販免許のない店舗でも売っている。

宝酒造のホームページに「本料理酒」と「加塩料理酒」の違いがあり、加塩はコク旨味をあたえるが△とあり、美味しさを閉じこめるは、本料理酒に比べると×となっている。一度原材料欄を確認するとよろしいようで...

2008/1/3

世界主要国のビール消費量2006

21年連続増加となっている。東京ドームをジョッキに見立てると、約134杯分に相当する。(前年比役7.3杯増)
1 中国     3499.6万kl
2 アメリカ   2448.3万kl
3 ロシア    960
4 ドイツ    954.2
5 ブラジル   936.5
6 日本     629.8
7 メキシコ   597
8 イギリス
9 スペイン
10ポーランド
中国は4年連続1位である。
健康志向によりロシアは初の3位となった。

ヨーロッパとアジアは、ともに構成比が3割を超えて世界2大ビール消費地になっている。
国民一人当たりの消費量は、チェコが14年連続で1位。2位はアイルランドである。  ///酒類飲料日報より

煙草と肺ガンについて

石田英湾氏のエッセイより

彼の恩師である大森英桜氏によると
「煙草が悪いのではなく、喫煙が悪作用してしまう体質の方が問題で、危害を被らない体質者には、煙草は害では無い」

確かに喫煙していても、長寿な人間はいるわけで、ガンにならない体質を確保できるならばこれほど素晴らしいことはない。 体質改善をどのように行うのかは、色々健康法が巷に氾濫している。

その中から自分に合うものを選び出すまでの道のりがショートカットですぐ分かるものならばこれほど嬉しいことは無いけれど、色々試してみなければ自分の体質と合うのかを、自分の体で実験しなければ分からないのは、大変である。

当面はあれこれ試したいと思うものの、中年になってくると、あちこち悪いところばかりで、早く自己健康法を発見しなければ思うこの頃です。

国税庁発表の焼酎消費量は....

成人1人当たりの連続式蒸留焼酎の消費量は、全国平均が4.7Lで前年度よりは、0.1L減少。
ベスト5は
1青森11.2L
2北海道10.3
3秋田9.6L
4群馬8.8L
5岩手8.6L
少ないのは
1沖縄0.1L
2鹿児島0.5L
3香川1.4L
何となく納得できる数量である。

単式蒸留焼酎の1人当たり消費量は、5.1Lで0.2Lの増加。県別の消費量は、甲類と違い鹿児島は約3倍である。
1鹿児島28.0L
2宮崎23.5L
3沖縄13.3L
4熊本11.9L
5大分11.2L
上位2県の数量は半端ではない。
少ないのは、
1北海道1.4L
2秋田・群馬2.2L
と言う結果である。//酒類飲料日報より

焼酎合計の前年比は、100.2%で100万221Kl
前年を上回った県は、28県で
山梨・岩手・長野・栃木・茨城・新潟・福島・宮城は2桁増となっている。

やや焼酎ブームは沈静化したということか?
もっとも、その分日本酒の減少が激しすぎるような気もする。
しかし、気候は熱燗に最適な時期に突入している。
鍋を囲み、お銚子で酌み交わすという日本固有の文化は大切にしたい。
特に、純米酒や本醸造など、吟醸香抜きで
素材本来の味わいをゆっくりと楽しむのは
如何かな?

高カカオチョコレートの問題

カカオ豆を水に浸け、発酵させた物がココアやチョコレートの原料ですが、カカオ豆には土壌中の重金属類が吸収・蓄積されているため、チョコレートに含まれてしまっているという。

高カカオチョコレートにおけるカドミウムの含有量は、むやみに食べ続けると基準値を超えてしまうおそれがあるという。

重金属のニッケルも高カカオの中に含まれているという。通常のチョコレートの2~4倍も多いという。
また、カフェインも普通のチョコより3~4倍も含まれ、高カカオチョコ100g食べると、コーヒー1~2杯分になると言う。
何事も行き過ぎは食べ過ぎは、身体にはよろしくないようです。

懐かしいレッド・ツェペリンの移民の歌を聴きながら・・・・

2006/06/26